北海道のこだわりオーガニック牧場へいってみた【鈴木牧場】
2024年3月。
訪問させていただいたのは鈴木牧場さん。
到着してすぐに思った感想は、「牛乳のパッケージのまんまの世界!!」
とにかく、思っていた以上に広い。
広大な大地のなかで優しい笑顔で出迎えてくださったのは代表の鈴木敏文さん。
そして放牧された雪の中をのびのびと過ごす牛たち。
牛って、雪の中でもへっちゃらで放牧できるんですね。この日はじめて知って、おどろきました。
いや足、1/3くらいうまってますけどーー
訪問させていただいた時期はとにかく雪が積もっていて、どこまでが敷地なのかも把握できないほど、一面が白銀の世界・・✨
感動もそこそこに、鈴木さんに牧場のこだわりや牛たちの様子など、色々とお話を聞かせていただきました。
きっかけは牛たちの病気。土からつくる牧場へ。
北海道の十勝広尾に位置する鈴木牧場。
鈴木牧場のこだわりは、オーガニック、グラスフェッド、放牧。
今ではオーガニック認証(有機JAS)も受けている鈴木牧場。その裏には、長い年月をかけた土づくりがありました。
きっかけは、2008年と2010年に発生した家畜伝染病だったそうです。
牛乳も捨てなければならず、経営は大打撃でした。
なによりも、罪のない牛たちを何十頭と命を奪ってしまったことは、全て人のせいなんだと思いました。
そんな時に獣医師の奥様から「牛たちが病気になってから治療するんじゃなくて、牛たちが病気にならないように健康に育てなさい」と言われたそうです。
そこで鈴木さんは、牛たちが食べている牧草を自分で食べてみたんだとか(牧草を食べる!?)。感想は「まずい」。
(どんな味だったのか、気になりすぎる…)
「牛たちは草食動物なので本来は草を食べます。
よい牧草を作るには土作りから徹底しなければならない。」
鈴木さんはそんなことを思われたんだとか。
研究熱心。すべては牛たちへの愛なんだということが会話のなかでひしひしと伝わります。
オーガニック牧場の誕生。十勝から地球に優しい牛乳を
そこから3年の月日をかけて、土の微生物の力をかり、農薬も化学肥料も使わない牧草を作り上げたとか。
2021年には、オーガニック認証(有機JAS)を取得しています。
その土から育つ牧草を、牛たちは喜んで食べたそうです。
「毛艶もよくなり、牛たちの表情も変わり、何より病気にならなくなりました。
やはり本来必要な牧草が何より大事なんだって気付きました。」
目指したのは、その先。愛する牛たちのミルクが美味しくなって、飲んだお客様に「美味しい」と言ってもらえること。
そこまで考えて、熱意を持って牧草地から作り上げてこられたそうです。
「良い土で育つ良い牧草を牛たちがたべ、糞尿が良い堆肥となりまた良い土作りとなる。
命の循環があるんです。」
十勝は地球の縮小版のようだと語る鈴木さん。
「十勝は、日高山脈があり、十勝平野の大地があり、海があり、まるで地球の縮小版です。
その自然の中に囲まれた地域が十勝です。
十勝からこの場所の良さを感じて、おいしいものを食べてもらって、時間や気持ちの共有ができたらいいなと思っています。」
お話すればするほど、優しい笑顔からは熱量たっぷりのパッションを感じられるとても素敵な方。
こだわりの牛乳については、また次回。