アニマルウェルフェアって、なに?
むずかしそうな言葉ですが、意味はシンプルです。
アニマルウェルフェア(動物福祉)= 家畜が生きている間、ストレスが少なく、健康に暮らせるように配慮すること。
「かわいそうだから」という感情論ではなく、ニワトリや牛や豚がその動物らしく過ごせる環境を整えようという、世界共通の考え方です。
世界基準の「5つの自由」
アニマルウェルフェアの土台になっているのが、1960年代のイギリスで生まれた「5つの自由」です。
- 飢えと渇きからの自由(十分なエサと水)
- 不快からの自由(快適な環境)
- 痛み・傷害・病気からの自由
- 恐怖や抑圧からの自由
- 本来の行動がとれる自由(砂浴び、羽ばたき、放牧など)
たとえばニワトリなら、砂浴びをしたり、止まり木にとまったり。牛なら、草の上を歩いて反芻したり。
「その動物が本来やりたいこと」を我慢させない飼い方が、アニマルウェルフェアです。
おいしさと、どう関係あるの?
ストレスの少ない環境で育つ動物は、健康に育ちやすくなります。健康であれば、薬に頼る場面も減らしやすい。
そして、放牧地の牧草を食べて育った牛のミルク、太陽を浴びて駆け回るニワトリの卵には、その牧場でしか出せない味があります。
「動物にやさしい」は、まわりまわって「食べる私たちにもやさしい」。
このサイトが牧場を紹介しているのは、そんなおいしい理由のある食べものに出会ってほしいからです。
世界と日本の今
EUでは2012年から、従来型のケージでの採卵鶏の飼育が禁止されています。世界の食品企業でも「ケージフリー(ケージを使わない)宣言」が広がっています。
いっぽう日本では、採卵鶏の9割以上がケージ飼育。まだまだ「平飼い」「放牧」は少数派ですが、だからこそ、選んで買う人の一票が牧場の応援になります。
今日からできる、3つのこと
- パッケージを見て選ぶ — 卵なら「平飼い」「放し飼い」の表示が目印です
- 牧場を知る — どんな人がどんな環境で育てているか、のぞいてみる
- おいしく食べて応援する — お取り寄せは、いちばんおいしい応援です